片付けする子になるには「モデルルームにしない」

子どもが普段目にしている環境って大事です。

だから、家が綺麗に整理整頓されていることは“綺麗な状態を見慣れている”点から子どもにはとてもよいことです。

モデルルームのような家は一見、よさそうです。

でも、思わぬ落とし穴があります。

綺麗好きのママは汚い状態を我慢できません。

だから常に独楽鼠のように動き、ついつい片付け、掃除何でもすべて自分でやってしまいます。

更に子どもの幼稚園バックの整理整頓も親が手を出してしまいます。

すると子どもは“親にやってもらうのが当たり前”なってしまい、ママがいない幼稚園や学校で、自分の持ち物管理ができなくなってしまいます。

小学生になっても明日の準備物のランドセルの準備を親がしている家庭があります。

登校後「筆箱がない! ハンカチがない!」と子どもが大騒ぎします。

担任の先生が「忘れ物をしてはいけません」と注意すると「だって、ママが入れてくれなかったんだもん」と親に責任転嫁するおかしな言い訳をしたりします。

自分の勉強道具なのにずっと親に準備してもらっている過保護な家庭で育った子です。

更に参観日に来るママは小奇麗で家もホテルみたいなのに、子どもの机の中からはカビたパンや髪の毛がからまった輪ゴム、干からびた粘土類がどっさり出てくる子どももいます。

「先生が○○のプリントを机上に出してください」と指示しても、不要な物がどっさりと一緒に出てくるので、勉強の取り組みに時間がかかってしまっています。

これはやり過ぎている親が原因なのです。

子ども自身がやるべきことを親がやってしまっていては自ら動くようには決してなりません。

「私がこんなに整理整頓好きなのに、どうして私のお腹から出てきた子どもなのに親に似ないでだらしがないんでしょう」と嘆いている人、「パパがだらしがないからだわ」と夫に責任転嫁している人、それは違います。

その原因はあなた自身の行動だったりします。

片付けする子になるには「ゴミ屋敷にしない」

“ブロークン・ウィンドウ理論(壊れ窓理論)”という言葉があります。

“建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊されていく”と言う意味です。

壁の落書きも放置すると、それが「誰も地域に対し関心を払っていない」のサインとなり、犯罪が起こる環境を作り出すというものです。

自転車のかごに昨日は誰かが放りこんだ空き缶が1個だったのに、日を追うごとに空き缶の数は増え、ごみ箱化しているのを見かけることがあります。

だから、トイレの換気扇に埃がびっしり付いている家庭、いつまでも去年のカレンダー、昨年の干支の置物、1月になってもクリスマスツリーが置いてある家庭は要注意です。

だんだんと汚部屋化します。
心も不快になります。

さて、生後間もなく連れてこられたのはゴミ屋敷。

生まれた時から散らかっている家。

そこで乳幼児期を過ごしていると“散らかっているのが普通”の感覚になってきます。

そして、「散らかっていると不愉快だなあ」の感情も起こらず、「片付けよう」という動機がそもそも湧いてきません。

そして“片付けられない人”に育っていくのです。

片付けする子になるには「環境整備」

「ちゃんと片付けて」「整理整頓して」「散らかさないで」では伝わりません。

なぜならば全部、曖昧な指示だからです。どうやって片付けたらいいのかわからないのです。



「ブロックはブロックの箱へ」

「縫ぐるみは人形類の箱へ」

「電車は電車箱へ」

「絵本は本棚へ」



元に戻す指定席を作っておくのです。

“百聞は一見に如かず“人は視覚優位ですから、収納ボックスに入れる物の写真やイラストを貼っておいてください。

すると1歳の子でもお片付けは出きます。



更にまだ文字が読めなくても“絵本”“ブロック”と写真の横に貼っておくとついでに“ひらがな・カタカナ・漢字”も読めるようになり一石二鳥です。

毎回口で言うのは面倒ですか、こうして貼っておくだけで自主的に片付けるようになり、ママもストレスが減り二鳥どころか一石三鳥です。

片付けする子になるには「親が手を出さない」

「片付けなさい」と機関銃のように叫びながら、結局は親がやってしまっている家庭があります。

「片付けなさい。もう幼稚園に行く時間よ」と叱っても片付ける気配がなかったら「今日は幼稚園お休みするしかないね」とか「じゃあ、ママは先に行くね」と言って、玄関を出て行く振りをしましょう。慌てて片付ける筈です。



また、荒療治ですが本当に片付けないときは幼稚園に遅刻させましょう。

遅刻してお友達が席に着いて歌を歌っている保育室へ途中入室するのは子どもだって恥ずかしいものです。

でも、“片付けなかった自己責任”を負わせるのです。

この経験を通して翌日から“時間内に片付ける”ようになったりします。



口喧しく言いながら最終的に親がやってしまうと、子どもは「僕が片付けなくてもママが片付けてくれる」と学習してしまいます。

要は過保護で過干渉なんですね。



指示したことは何が何でも絶対に本人にやらせましょう。

「子どもだから出来ないだろう」と思って片付けをさせないと、いつまでも片付けられない子になってしまいます。

子どもだって家族の一員。共同生活者です。

だから本人にやらせましょう。

片付けすぎても良くないし、片付けなさ過ぎても良くないんですね。

難しい。笑



何事もそうですが、子供がなかなかうまくできなかったりすると、つい親が手を出してしまいがちです。

でも、それでは最終的に子供のためにはならないんですね。



失敗も勉強と思って、優しく見守ってあげることも重要そうですね。

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はじめまして。三十路の2児の父、BIGパパと申します。
(実は、年内に3児になる予定です。)
B型。趣味は野球。家族や子供のことを面白おかしく書いています。
これから、イクメンパパとして様々な情報を投稿していきたいと思います。

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