7歳の交通事故が突出はなぜ⁉その理由とは?
公益財団法人 交通事故総合分析センターによると、歩行中の交通事故の死傷者数で7歳児が圧倒的に多いことが調査の結果わかったそうです。その理由とは...。
公益財団法人 交通事故総合分析センターの「子供の歩行中の事故」調査で、平成23~27年度のどの年度も7歳の交通事故が最も多いことが分かりました。
他の年齢より2~2.5倍という数字となっています。下の図を見ても7歳の事故率の高さは明確ですよね。どうして、突然走り出す3~4歳などではなく、7歳の子どもが事故に遭いやすいのでしょうか?
7歳児に交通事故が多いその理由は
7歳というと、小学1~2年生の時期で保護者と離れて行動する機会が増え、身の危険を察知できるようになるまでの時期です。それまでは保護者の監視下の元に幼稚園・保育園を行き来していましたが、小学生になると子供だけで登下校をすることになります。放課後も子どもだけで行動することが増えるのようになり、これが原因で事故が急増しているようです。
そして、7歳の事故の多くは、「日中」に起こっているのです。
男の子は女の子の2倍!?
そして7歳での事故の男女比は、男の子が女の子の2倍となっていま。つまり、男の子の方が事故に遭いやすい年代だと言うことが数字でも証明されました。
事故を防ぐには
登下校の練習
入学前までに、通学路の行き来は徹底して練習しましょう。まずは親と一緒に通学路を歩き、危ないポイントや横断歩道の交通量なども確認しましょう。できれば登校、下校両方の時間に合わせて練習してください。
親と通学路を確認した後は、親が後ろからついていきながら、一人で歩かせてみましょう。その際、一緒に練習した親が「気を付けて」と言ったポイントを子どもが守っているかを確認してください。忘れている箇所は、再度一緒に歩き注意を促しましょう。
何度もくりかえし、身体に覚えさせることが重要です。
車の運転手と目を合わせる練習
横断歩道を渡るとき、右折車など車の運転手が子どもに気付かずにそのまま横断歩道に進入し、事故を起こすことがありますが、そのような事故を防ぐには、「車の運転手とかならず目を合わせること」を習慣づけることが効果的です。
事故というのは、加害者も被害者も「大丈夫だろう」という先入観から起きやすいものです。「きちんと自分を見ているな」と確認して、横断歩道を渡る「クセ」をつけておくと事故にあう確率が激減します。普段から練習していると、子どもが焦っているときでも周りを見ながら横断歩道を渡れるようになるでしょう。
私の子供も今年8歳になりました。
まだまだ保護者なしで道を歩くことを安心していられない年齢です。
今回のこの調査結果で、あらためて子供に交通事故の危険性を教えるいい機会になりました。
学校でも交通指導をしていてくれていますが、みなさんも再確認を含めて、お子さんと通学路や近所を歩いてみてはいかがですか?
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