バランスのとれた食べやすいスープ

まだ暑さの残るこの時期、食欲が無い朝やお昼に、食べやすいスープです。
程よい酸味のトマトと、のど越しの良い絹ごし豆腐、味にまろやかさとうまみをプラスする卵の組み合わせはとてもさわやかで美味しいです。

また、食欲不振によるタンパク質を卵と豆腐が、ビタミン類や水溶性食物繊維のペクチンやカリウムをトマトから摂れるので、夏バテ防止にも良いスープです。

<セロリと長ねぎ・豆腐の卵スープ> 材料と作り方

材料)~子供4人分~
セロリ…10g
長ねぎ…12g
トマト…45g
絹ごし豆腐…50g
卵…50g
コンソメ…8g
水…400g


(作り方)
1、セロリはみじん切り、長ねぎは斜め輪切りにします。豆腐は1.5㎝角に切ります。トマトは湯むきし1~1.5㎝角に切ります。
2、水にコンソメを入れてセロリ、長ねぎを入れる。野菜が柔らかくなってきたら豆腐、トマトを入れます。
3、2に溶き卵を入れます。

セロリは茎より葉の部分のほうが栄養満点

セロリといえば、あのちょっと個性的な香りと食感の野菜です。
栄養分は免疫力アップと抗酸化作用が期待できるビタミンA、血圧を安定させるカリウムが豊富に含まれています。
カリウムといえばさつまいもなどのイモ類に多く含まれますが、こちらはどうしてもカロリーが高くなりがちです。
セロリの場合はカロリーが低いため、ダイエットなどしている方にもお勧めの野菜です。
また食物繊維も豊富に含まれているので、便秘ぎみの方にもお勧めです。

セロリの栄養は茎の部分より実は葉の部分に多く含まれていて、β-カロテンは約2倍の量が含まれています。
また、疲労回復効果のあるビタミンB1や、皮膚の粘膜を健康に保つビタミンB2、C、E、食物繊維なども葉の方に多く含まれていますので、細かく刻んでスープに入れたりサラダに混ぜて食べるようにするとよいでしょう。

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管理栄養士 宮本仁美

プロフィール
宮本仁美
1968年生まれ、1991年女子栄養大学を卒業
平成11年社会福祉法人 高砂福祉会 六高台保育園入職

以降、栄養バランスのとれた保育園給食献立の作成を行ってきた。 

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