「食べること」について
管理栄養士の宮本仁美です。
私の考える「食育」、食べることについてご紹介します。
乳幼児期は食習慣を決める第一歩となる大切な時期です。私達は、その大切な時期に子供の「食」と向き合うことになります。栄養士としての専門性を生かし、子ども達の「食を営む力=生きる力」を育てていきます。
管理栄養士、として
私達は生きる営みの中で自然に「食べる」ことを学んできました。しかし現代の私達を取り巻く「食」の事情は大きく変化し、不安や危険をはらんでいます。だからこそ生きる基本である食教育が必要とされています。
乳幼児期は食習慣を決める第一歩となる大切な時期です。私達は、その大切な時期に子供の「食」と向き合うことになります。栄養士としての専門性を生かし、子ども達の「食を営む力=生きる力」を育てていきます。
私はまずはお子さんが笑顔になる美味しい給食の提供を心がけています。季節の食材そして幅広い種類の食材を使い、色取りもきれいになるような調理方法の工夫をしています。
また、一年を通して様々な行事に合わせたメニューを提供しています。
年齢に合わせた栄養バランス
身体の発達状況に応じた調理形態で栄養バランスのとれた給食を作ります。
発達に応じた調理形態とは、例えば口腔内の発達により、離乳食では飲み込むだけの物から歯茎で噛めるものまで移行していきます。
1歳になると歯が生えてくるので前歯で噛み切れる、奥歯で潰せる煮物程度の物が向いていきます。2歳になると奥歯ですり潰せるようになってくるので炒めものなども食べられるようになってきます。3歳以降になれば乳歯が生え揃う為、ほぼ大人と同じような固さの物が食べられます。
また、1歳では食への意欲、興味が出てくるため、手づかみ食べが出来るようなものを用意します。
2歳になると食具を使って食べ始めるので、スプーンやフォークで扱いやすい物を用意します。
このように、発達に合った形態の食事を出す事が、好き嫌いを無くす上でも重要となってきます。
食育は「心」も大切
栄養素の面については、それぞれのお子さん達の体重から必要栄養素量を算出し、一日に必要な栄養素の45%~50%の栄養がとれるように献立を作成します。
その評価としては一人一人の身体測定結果よりカウプ指数を算出し、やせや肥満がいた場合は、保護者も含め、改善するよう働きかけを行います。
健全で豊かな食生活を送る能力を育てようとする食育は「身体」ばかりではなく「心」も育てます。食べる事は生きる事に繋がっています。
私達は生きようとする意志を持ち、自ら健康管理のできる子に育って欲しいと考えています。
その為に、今はどんなときでもなるべく色んな食材を美味しく楽しく食べられる、そんな食事作りに日々努力し取り組んでいます。
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プロフィール
宮本仁美
1968年生まれ、1991年女子栄養大学を卒業
平成11年社会福祉法人 高砂福祉会 六高台保育園入職
以降、栄養バランスのとれた保育園給食献立の作成を行ってきた。
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