日本国内でのデング熱の発生状況

デング熱というのは、感染症のデングウイルスによるもので蚊が媒介します。アジア、アフリカ、中南米等の広範な世界の地域で、デング熱は流行しています。

では、日本国内でのデング熱の発生状況はどうなっているのでしょうか?日本国内においては、約70年ぶりに平成26年8月にデング熱に感染したケースがあり、160名もの患者が東京を中心に発生しました。

では、デング熱の症状はどのようなものなのでしょうか?2日~15日が潜伏期間と言われており、3日~7日でほとんどの場合は発症します。なお、潜伏期間というのは、症状がウイルスを持っている蚊に刺されてから出るまでの期間です。急な発熱、激しい関節痛、頭痛、筋肉痛等が現れます。

たまに重症になって、ショック症状や出血を発症する場合があります。また、症状がウイルスに感染しても出ない場合もあります。

唯一の治療法は対症療法

治療するためのすぐに効果がある薬やワクチンが、デング熱の場合にはありません。効果がある唯一の治療法としては、対症療法です。対症療法というのは、自然治癒力によって安静にして良くなるのを待っているというものです。実は、方法はこれしかありません。

しかし、デング熱が拡大しないように病院に入るようになります。血小板の作用が弱くなるため、輸血をする場合があり、入院がそのためにも必要になります。
デング熱が日本において発症した場合は、病名を特定することがなかなか困難です。というのは、一般の病院には、ウイルスを調べる薬が常備されていないようです。

デング熱にかかるほとんどの場合は、海外旅行に行った際に現地で発症するケースです。このような場合には、異変が自分の体に起きているのかをいかに早く見つけるかが非常に大事になります。

激しい関節痛などがある

一般的に、デング熱の症状としては、潜伏期間が3日~7日あり、約2~4割の人が38℃~40℃の発熱があり、激しい頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹が出ます。一般的に、亡くなるリスクは高くありません。しかし、激しい関節痛などがあります。

普通、熱は3日~5日で下がり、熱が下がると発疹が出てきます。治りかけた場合に発疹が出るのです。

ウイルスでデング熱を引き起こすものとしては、種類が4つあると言われています。ウイルスの同じ型のものに再度感染したとしても、免疫があるために軽くてすみます。

しかし、違った型に感染した場合には、過剰に免疫が働いて重症になる場合があります。重症になると、デングショック症候群あるいはデング熱出血熱と言われ、稀に亡くなる場合もあります。

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記事監修:薬剤師白石厚子

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