ノロウイルス食中毒の予防方法は?
代表的なノロウイルスの食中毒の要因としては、二枚貝のカキなどがあります。しかし、このようなものを食べていない場合でも、ノロウイルスによる食中毒に多くの人がかかっています。
ノロウイルスによる食中毒を予防する方法
代表的なノロウイルスの食中毒の要因としては、二枚貝のカキなどがあります。しかし、このようなものを食べていない場合でも、ノロウイルスによる食中毒に多くの人がかかっています。
ノロウイルスは人体に口から入り、小腸で増え、大量に嘔吐物や便から出されます。手などにこのウイルスが付き、感染が食べ物を介してすれば食中毒になります。例えば、手にウイルスが付いている人が料理をすると、ウイルスが食べ物について感染するようになります。
ノロウイルスによる食中毒を予防する方法についてご紹介しましょう。二枚貝のカキなどの場合は1分間85度以上に中心温度がなるように調理をする、包丁やまな板などは消毒を行ってこまめに洗う、果物や野菜など、口に生のままで入れるものはよく洗う、料理の前には手をしっかりと洗う、下痢や嘔吐などがある場合は料理をしない、ということが必要です。
調理する器具類を洗浄したり消毒したりする
調理する器具類を洗浄したり消毒したりすることが、ノロウイルスによる胃腸炎を予防するためには必要です。
ふきん、まな板などの調理器具は十分に洗いましょう。消毒する場合には、煮沸あるいは塩素系の消毒剤が有効です。
1分以上85℃以上で加熱すればノロウイルスは感染力が無くなります。次亜塩素酸ナトリウムの成分で5%~6%の塩素濃度の台所用の塩素系の漂白剤が、塩素系の消毒剤としてはあります。調理器具類の消毒を行う場合は、200ppmに薄くして使いましょう。使う場合には、薬剤に書いてある注意事項を十分に確認して使いましょう。
参考までに、200ppmの次亜塩素酸ナトリウムの作り方についてご紹介しましょう。使う直前に、ペットボトルに1リットルの水を入れ、塩素系の漂白剤を4mlのペットボトルのキャップ入れて混ぜます。
十分に手洗いをすること
十分に手洗いをすることが、ノロウイルスによる胃腸炎を予防するための基本です。調理する前や食事の前などには、手をしっかりと石けんで洗いましょう。
汚れが特に残りやすい指の間、指先、手首、親指の周りは、十分に洗いましょう。一般的に、手指を消毒するための消毒薬や消毒用アルコールは、あまりノロウイルスに対しては効果がないため注意しましょう。
食べ物は加熱することが、ノロウイルスによる胃腸炎を予防するためには必要です。加熱して調理する場合は、火を中心まで十分に通しましょう。二枚貝を調理する場合は、中心部まで90秒間以上85℃~90℃で加熱しましょう。二枚貝の生のものを扱った調理器具や手指については、十分に洗いましょう。
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記事監修:薬剤師白石厚子
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