子供の高熱が続いた場合の対処法

急に子供が40度の熱を出せばびっくりするでしょう。ここでは、子供の高熱が続いた場合の対処法についてご紹介します。

40度以上の高熱の場合でも、子供が元気な場合はどのように対処すればいいのでしょうか?高熱が続いていた場合でも、子供が元気であれば病院に行かなくても問題ありません。
高熱が1日~2日続いたということでも、脳にすぐに損傷があるというようなことはありません。そのため、様子をまずは見てみましょう。

40度近い高熱の場合でも、子供の風邪が普通のものであれば元気です。高熱が続いた場合でも、水分を補給しており、きちんと夜も眠れて、遊ぶ元気が昼間もあるようであれば問題ありません。

日中は念のため安静にして、頭を氷枕などで冷やしておくと、3日目には熱がほとんどの場合は下がります。

熱の際に注意すること 熱性けいれん

小さいお子さんの発熱はよくあることですが、その際、1歳前後〜5歳位までのお子さんでは熱性けいれんを起こす場合があります。
熱性けいれんの原因となる感染症は、インフルエンザA型、手足口病、突発性発疹などがあげられます。

熱性けいれんとは、38度を超える発熱にともなって起こるけいれんや意識障害のことを指します。ただし、他に発作の原因となる症状(脳炎や脳症、代謝異常、など)がない場合で、けいれん、といいますがひきつけも同じ症状です。
その症状にはいくつかの種類がありますが、一般的によく見られるのは、突然体をこわばらせる、手足がガタガタと震える、目は黒目が上のほうへいき白目になる、呼吸が不規則になり顔色が悪くなる、などがあげられます。

この症状のほとんどは数分以内に収まりますので、お子さんが熱性痙攣を起こしたらまずは落ち着いて症状を確認しましょう。
喉になにか詰まっていないか、呼吸はきちんと出来ているか、舌を噛んでいないか、怪我の恐れはないか、などを確認したら、難しいかもしれませんが冷静にけいれんの起きている時間を計測しましょう。

お医者さんに行った際にはこの症状と時間を伝え相談してみてください。
熱性けいれんを抑える薬もありますので、状況に応じて処方してもらうようにしましょう。

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元気がなく顔色が悪い場合は病院に連れて行く

子供の体温は大人と違っていつも高い状態で、40度の熱がある場合でも元気な場合も多くあります。このような場合には、病院に行かないで様子を少し観るのもいいでしょう。

しかし、元気がなく顔色が悪い場合は、急いで病院に連れて行くことが大事で、特に冬にはインフルエンザにかかっている場合があるため注意が必要です。
悪寒、頭痛、吐き気がする場合は、病院にすぐに連れて行きましょう。子供が寒がる場合には、元気で40度の熱でも体を厚着にして温めましょう。

しかし、41度以上の場合には脳に熱で後遺症が残る場合もあるため、病院に子供を連れていくようにしましょう。
なお、元気な子供を実際に病院に連れて行って診てもらったところ、お医者さんに、食欲があり問題が特に見られなかったので様子を見るように言われた場合もあるそうです。
あまりにも不安な場合は、病院に連れていくようにしましょう。

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記事監修:薬剤師白石厚子

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