ロタウイルスによる胃腸炎はどのようなものか
どのようなものがロタウイルスによる胃腸炎なのでしょうか?急性のロタウイルスによって起きる胃腸炎で、0歳~6歳の乳幼児期の場合によくかかるものです。
急性のロタウイルスによって起きる胃腸炎
ロタウイルスによる胃腸炎は急性のロタウイルスによって起き、0歳~6歳の乳幼児期の場合によくかかるものです。
ロタウイルスは強い感染力があり、体内に非常にわずかなウイルスが入るだけで感染します。
一般的に、ロタウイルスにほとんど全ての子どもが5歳までに感染するそうです。大人の場合は何度もロタウイルスの感染の経験があるので、症状がほとんどの場合出ません。
しかし、激しい症状が乳幼児の場合には多く出ることがあり、感染が初めての場合に特に症状がひどくなります。
主な症状としては、吐き気、水のような下痢、おう吐、腹痛、発熱です。
ひどい脱水症状になった場合には、入院が必要になったり、点滴が必要になったりする場合があります。
急性胃腸炎の5歳までの入院患者の中で、40%~50%程度はロタウイルスが要因です。
激しい場合には白色の便が3日~8日間続く
ロタウイルスというのは、主な感染性の乳幼児の胃腸炎の要因になる一つのウイルスです。症状についてご紹介しましょう。
24時間~72時間の潜伏期間で、症状の主なものとしては激しい場合には白色の便が3日~8日間続いて、下痢、発熱、おう吐があります。
乳幼児の場合には、感染性胃腸炎のノロウイルスによるものよりも長い期間症状が続く場合が多くあります。
合併症として、乳幼児の場合には、脱水症が激しい下痢によって起きやすく、痙攣・脳症・脳炎などのように重症になる場合も時にはあります。
乳児白色下痢症、冬季下痢症とも、ロタウイルスによる胃腸炎は言われています。
繰り返し子どもの頃に感染していることが多いため、大人の場合には症状が無い場合も多いそうです。
予防するためには手を洗うことが必要
ロタウイルスによる主な感染経路としては、ウイルスに感染した食べ物や、患者の便などに触った手を介するとされています。
特徴としては、何回か5歳までにかかり、ほとんどの乳幼児が感染する、長く症状が続いたり、たまに合併症などによって重症になる場合がある、などがあります。
手を洗うことが予防するために必要です。外から帰宅した後、食事や調理の前、トイレの後には、十分にせっけんを泡立てて、手同士を十分にこすって洗い、流水で最後に十分にすすぎましょう。手と同じように水道の蛇口やコックもよくせっけんで洗いましょう。
食品の扱いについて注意が必要です。調理の際加熱する食品は、火を十分に通しましょう。1分以上85℃で加熱することを目安にしましょう。生で食べる食材は十分に洗って、消毒を必要に応じて行いましょう。
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記事監修:薬剤師白石厚子
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