育ちが悪い、と思われてしまう子供の行動とは
自分も子供ができて親になった今、親の顔がみてみたい、なんて将来自分の子供が思われてしまうような行動をとってしまうことは、できるだけ避けたいもの。
そこで今回は子供が知らない内に他人から育ちが悪いと思われてしまうような行動についてご紹介したいと思います。
子供の行動、そこに育ちの良さは現れる
先日、仕事帰りの電車の中での光景。
中学生くらいのお子さんたちがグループで電車に乗っていた時のこと。
なにやら学校の社会見学の帰りのようで、ある子は静かにつり革に捕まって立っている、その一方である子はつり革にぶら下がり前の席に座っている方すれすれにグラグラと揺れ大声で騒いでいる、またある子は優先席に座り前に立っているご年配の方に席を譲ることもなく「座ってるの、疲れた〜。だるーい」の一言。
この様子を同じ車両内で見ていて「ああ、育ちの良さってこういう時に使う言葉なのね。」親心にも似た感情でふと思ってしまいました。
彼らは中学生とはいえまだ12〜13歳の子供でしょうし、きっと友達も一緒に乗っていて普段よりも楽しくなってしまったのだとは思います。
しかし、静かに立っている子もいる一方でこういった子達がいると、どうしても比較して見てしまい、そこに育ちの良し悪しを感じてしまうものではないでしょうか。
自分も子供ができて親になった今では、こういった光景も他人事とは思えずいろいろと考えることもあり、自分の育て方次第では、将来あの子たちの一人になってしまうかもしれないと心配になってしまします。
そこで今回は子供が知らない内に他人から育ちが悪いと思われてしまうような行動についてご紹介したいと思います。
全ては他人が判断するもの
公共交通機関で騒ぐ、お菓子を食べる、ゴミを置いたまま下車する
自分の家での行動は、知らず知らずのうちに外でも現れてしまうもの。
普段の生活や親のしつけの程度が垣間見える公の場では、普段よりもマナーに注意したい場所でもあります。
最近ではこういった光景を見かけても注意してくれる大人は少なく、知らないうちに後ろ指を刺されている、なんてこもあるでしょう。
具体的にどうしてダメなのかが理解できなくても、
「みんながいるところでは少し小さな声で話そうね」
「ここはお菓子を食べるところじゃないからお家まで我慢しようね」
等、公の場所にはルール(マナー)があるということを意識させるようにしましょう。
食事中のマナーが悪い、箸の持ち方が悪い
これは大人になってビジネスシーンでも非常によく見られるポイントでもありますね。
肘をついて食べる、音を立てて食べる、お皿に顔を近づけて食べる、などはレストランによってはその行動自体がNGとされる場合もありますし、一緒に同伴されている方はいい気持ちのするものではありませんよね。
また箸の持ち方は日本人にとっては非常に重要なポイントで、食事をするとき顔の前に手が来るのでよく見られる部分でもあります。
小さな頃のしつけや教育が最もよく現れる場所でもあり、ここをチェックされる場合はとても多いと思ってよいでしょう。
食べ方や箸の持ち方は、小さな頃から正しく教えておいたほうが本人が大人になった時にも何かと役に立つはずです。
言葉遣いが汚い
友達同士の楽しい会話なら少しくらいの砕けた表現はなんとも思われませんが、こういった言葉ばかり使って会話をしていると、正しい単語や言葉の使い回しを覚えることができませんので、友達以外の人や大人と会話をした際にはついつい普段の言葉が出てしまうでしょう。
普段から気になった言葉や言い回しには、気がついた時に注意するようにし、正しい言葉遣いを覚えるようにしてあげるのが良いでしょう。
子供は親を映す鏡
このように、自分が他のお子さんの行動をみて「育ちの悪さ」を感じるように、周りから自身の子どもがそのように思われてしまうことがあるかもしれません。
昔の言葉で「氏より育ち」といって、家柄やその身分よりも育った環境やしつけの程度の方が人間形成に強い影響を与える、というように、大人になれば綺麗にお化粧をし、高価なものやブランド品を身につけ表面的に着飾うことはいくらでもできますが、無意識に現れる日常の行動にはその「育ち」の良し悪しが如実に出てしまうものなのです。
「育ちの良さ」とは経済的に豊かであるかどうかではありません。
いくらお金がたくさんあったとしても食事中のマナーが下品だったり、傍若無人な振る舞いをする人であっては本当にその人を認め大切に思ってくれる誰かは、きっとあらわれないでしょう。
例え普段上手に取り繕っていたとしても、何かの拍子に突発的に現れるのもの、それが育ちの良さであると思います。
そしてその「育ち」とは親からうけたしつけや教育がモノを言うのです。
また子供ばかりが悪いのではなく親にもその責任はありますよね。
自分の背中を見て子供は育つんだと、肝に銘じておきたいものです。
私も自分たちの子どもが将来そう思われてしまうことのないよう、今のうちから自らの行動と子供のしつけには意識して取り組んでいきたいと思います。
関連するまとめ
発達段階に応じたかかわり方 小学校高学年、中学生編
今回は小学校高学年、思春期入り口からのお話です。 個人差も大きくなってきて、まだまだ子供っぽい小学生男子もい…
臨床心理士 須々木真紀子 / 5595 view
早生まれ、遅生まれってなに?今さら聞けない日本事情
「ウチの子は早生まれだから同じ学年の子と比べると身体が小さくて...」とか「学年は同じだけど、早生まれだから…
マイマム編集部 / 22854 view
働くお母さん。
時に謎の神経質、それ以外は適当かつ豪快。
好奇心旺盛な楽観主義者。
お母さん歴はまだまだの新米かあさん。
息子と娘の育児に日々、奮闘中。
まだまだ「タネ」だけど、いつか、「お母さん」の花を咲かせたい☆
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
初めての自転車選び
おしゃれでかわいい自転車特集
初めての自転車① 〜お子さんの自転車選び編〜
マイマム編集部 / 9720 view
初めての自転車② 〜男の子・女の子の自転車選び編〜
マイマム編集部 / 9001 view
初めての自転車③ 〜ママの自転車選び編〜
マイマム編集部 / 8996 view
あなたはこんなお子さんの行動を見て、「一体、親はどんな教育をしている(してきた)のかしら?」と思ったことはありませんか?