今だからこそ知りたい、発達障害とは
発達障害という言葉、きっと昔からあるのでしょうが、心理の私たちの立場で普通に使われ始めたのがほんの20年ほど前でしょうか。
今回は、最近耳にすることが増えた「発達障害」という症状についてお話したいと思います。
「発達障害」って一体、どんなもの?
発達障害という言葉、きっと昔からあるのでしょうが、心理の私たちの立場で普通に使われ始めたのがほんの20年ほど前でしょうか。
教育の現場でも発達障害という概念が入ってきて使われるようになり、一般的にもそれに関する本がいっぱい出版され、そして保護者の方の口から「発達障害」という言葉を聞くことがとても増えてきました。
乳幼児健診で出会うお母さんたちお父さんたちから意を決したような表情で、
「あのう~……ウチの子、発達障害じゃないかって思って。」
と聞かれることが増えた気がします。
なんとなくそう思った、というよりは、ずっと不安で不安でネットを検索しまくり、あてはまることばかりで余計に不安になって、今日の健診で絶対聞こう、みたいな意気込みでいらっしゃる方もいます。
そこで今回は、最近耳にすることが増えた「発達障害」という症状についてお話したいと思います。
発達の「障害」ではなく、発達の「偏り」
改めて、発達障害とは…。
発達障害者支援法によると「自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他のこれに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発言するもの」と定義されています。
う~ん。分かりにくい?
「何らかの気になるポイントが小さいときからあって、それが個性や性格というにはちょっと程度が大きくて、本人にとっても周りにとっても配慮や工夫がかなり必要な状況になっていること」と私は思っています。
気になるポイントとは、コミュニケーション、言語、行動、社会性、感覚、こだわりといったいろいろなことです。
でも時代の流れや研究の流れをみていくかぎり、「発達障害」という決めつけ的な表現は減っていき、「発達偏り症」「発達凸凹傾向」みたいな幅広い概念になってきています。
大切なのは「発達障害かどうか」ではなく、周りが柔軟に対応すること
これは「障害」ではなく「偏り」なのです。
私は保護者の方にこうお伝えしたうえで、本当に大事なのは、発達障害かどうかというよりは、その子の特性や特徴をよく知って、それに合わせた対応を周りがしていくことと、本人がスムーズに過ごせるよう特性に応じた教育を受けていくことだとお話しています。
その凸凹や偏りの程度を正確に知りたい、診断をどうしても受けてはっきりさせたいなどがあれば発達に特化した小児科の受診をお勧めしています。
しかし私が声を大にして一番お伝えしたいことは、いろいろな特徴や個性があるお子さん達だとしても、それは親の育て方のせいではないということ。
人一番心配して不安で、そして乳児期幼児期は特に育てるのが難しいお子さんに、頑張って身を削るように接して育てているということ、を周りの方にわかってほしいのです。
実家からいろいろ言われる、とか、外出すると知らない人から躾について言われてしまう…とか、そのような孤立感・孤独感をよく聞きます。
ですが、親がちゃんと注意しても分からない子、気づかない子、悪いとも思っていない子、聞いてもすぐ忘れちゃう子、いろいろなんです。
子育てをする親はもちろん、周りの大人も温かく見守っていきたいですよね。
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臨床心理士をしています。
主婦であり、母であり、お仕事の時には「先生」に。
普段、様々な相談を受けますが、ここでは特に子育てに関してお話していきたいと思います。
お悩みやお困り事、解消のきっかけにでもなれたら嬉しいです。
よろしくお願いします(^^)
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「まだ、間に合います。」仕事のストレスをきっかけにうつ病を発症、さらには大人になってからアスペルガー、ADHDと診断された著者が、その症状を大きく軽減させることができた原因を自分なりに分析、実践しやすいマニュアルの形で振り返ります。具体的な経験を一般的な人間の成長に必要な事柄と重ねて分析し、特に大人の発達障害を持つ人に役立つだろうと思うポイントを書いています。以前は正社員でありながら仕事のストレスで休みがち、休職経験もあり、たいした成果も上げられないダメ社員だったと振り返る著者が、いま勤務している外資系コンピューターメーカーでは、体調不良欠勤がほぼ無くなり、メンタル、身体のどちらも調子は大幅に改善。2014年第3四半期には、所属している部署の個人優秀賞まで頂くようになるまで仕事にも集中できるようになりました。本書は、大人の発達障害を克服して自分らしい人生を送りたい人に向けた本です。