子どもを注意するときは主語を「あなた」にしない

仕事に育児に家事、と毎日忙しくされている方も多いと思いますが、そんな時、何度伝えても変わらない子供の行動に、「困ったな」「どうして何度言ってもダメなのかな」と思うことはありませんか?

「早く食べなさい!」「早く用意して!遅れちゃうよ!」「やめなさい!」などと言っても全く効果がありませんよね。
実は子供に伝える時、主語を「あなた」にして「あなた、○○しなさい!」といっても行動を変えないことが多いのです。

それは「あなた」を主語にして言われると、言われた方は避難されたと感じ、自尊心(プライド)が傷ついたり、反発や口答えをしたくなったりするからです。

「わたし」を主語にして思いや考えを伝える

ではどうすれば子供に親の思いや考えを上手に伝えることができるのでしょうか。
実は「あなた」ではなく、親自身の気持ちとして「わたし」を主語にした話し方にすると、子供に親の思いが効果的に伝わるようになるのです。
また話をする際には直前ではなく、前もってゆっくりと子供たちと話す時間を取って伝えるようにしましょう。

例えば朝の忙しい時間、保育園や幼稚園に送って行くことがある親の会話として、
「子供の行動」「わたし(親)への影響」「わたし(親)の感情」を入れて、

「朝、時計の長い針が9を過ぎても、あなた(たち)がまだご飯を食べていると(子供の行動)、幼稚園のバスに乗り遅れそうでママはとってもイライラしちゃうよ(ママの感情)。バスに乗り遅れたらママは幼稚園まで送らなければならないでしょう?(ママへの影響)その後もママのお仕事にも遅れちゃうから(ママへの影響)ママはとっても困っちゃうの(ママの感情)。」

すると子供はママが大変なんだな、ママが困ってしまうんだな、と話を理解してくれるようになり、この場合はどうして9時までに食べ終わらなければならないのか、を理解してくれるようになります。

褒めるときも「わたし」が主語で

お願いしたことや伝えたことをきちんと出来たり、上手にできた時、私たち親はつい、「あなた、いい子ね」「あなた、えらいね」という、「あなた」を主語にした言い方をしがちです。
しかしこれらの言い方には子供への「評価」が入っており、これを言い続けてしまうと親の顔色を伺いながら行動するようになってしまうことがあります。

そこで「わたしはうれしい」と、親自身である「わたし」の嬉しい気持ちを伝えることで、子供が親に与えてくれる喜び、嬉しさなどを子供とともにわかちあうことができ、互いの関係がより温かくなる伝え方ができます。

またこういった褒め方をして子供たちが親の気持ちに配慮し、行動を変えていく経験をすることで、親自身も子供に自ら行動を変える力があることがわかって子供たちへの信頼感が増し、子供に任せても大丈夫なんだな、と思えるようにもなります。

そうすると何度言ってもわからない子供、だと思っていた気持ちも変わり、イライラする事も減って心に余裕も生まれてくるのではないでしょうか。

イライラの時間が減り、子供たちとの楽しい時間が増えることはとても素敵なことですよね。
できることから少しづつ、日々の生活の中で実践してみるのも良いのではないでしょうか。

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記事監修:薬剤師白石厚子

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