ふうしんについて
ふうしんは、ふうしんウイルスによってかかる急性の感染症です。ふうしんウイルスは、空気感染、飛沫感染、接触感染などによってうつります
どのようにして感染するのですか?
ふうしんは、ふうしんウイルスによってかかる急性の感染症です。ふうしんウイルスは、空気感染、飛沫感染、接触感染などによってうつります。ふうしんウイルスの感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%近い確率で発症します。
しかし、感染後は、一生免疫が持続するとも言われています。また、ふうしんウイルスは、人から人へと感染します。
ふうしんで特に注意が必要なのは妊娠初期の女性で、妊婦がふうしんにかかると胎児もウイルスに感染し、心疾患や難聴、精神や身体の発達の遅れなど、先天性の障害を持つ赤ちゃんが生まれてくる可能性があります。このような障害を持つ子供が生まれる可能性は、妊娠初めの12週までに高いことが知られています。
どのような症状が出ますか?
ふうしんは、春先から初夏にかけて多くかかる感染症です。ふうしんウイルスに感染すると、2~3週間の潜伏期間を経て、発熱や咳、鼻水、リンパ節のはれ、目の充血といった風邪のような症状が現れます。
2~3日熱が続いた後に、39℃以上の高熱と発疹が出ます。また、肺炎や中耳炎を合併しやすく、脳炎が発症した例もあります。ふうしんウイルスに感染しても、明らかな症状が出ないまま免疫ができてしまうこともあります。
ふうしんに一度かかると免疫ができるため、その後ふうしんにかかることはありません。ふうしんの症状は、子供は比較的軽くすみますが、大人がかかると、発熱や発疹の期間は長く、関節痛などの痛みがひどくなることが報告されています。
病気に感染しないために
ふうしんは、ワクチンの接種が行われていることから、感染する人の数はそれほど多くありません。予防接種を受けることによって、成人女性が妊娠中にふうしんにかかるのを防ぎ、妊婦以外の人がほかの人にふうしんをうつすことも予防できます。
ただし、妊娠中にふうしんの予防接種を受けることはできないため、それ以前のワクチンの接種が必要になります。
今までは、子供が集団生活に入る小学生ぐらいに多く症状が出ていましたが、近年は免疫を持っていない成人男性に多くみられる病気となっています。
成人男性に多い原因として、幼い頃にワクチンの接種機会がなかったことが関係していると考えられています。ふうしんウイルスは、人から人へとうつりますから、付き合っている恋人や、夫から妻へとうつる可能性があります。
過去に風疹にかかったかどうかわからないという方は、早めに予防接種を受けた方がよいでしょう。
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記事監修:薬剤師白石厚子
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