昨日節分(2月3日)を終えて、2月4日の今日は立春ですね。

大寒から立春までは一年の間で最も寒い季節と言われますが、今日は暖かで、観測史上最も暖かな立春であるとニュースでも話題になっていました。

立春は、「冬が終わって春が来ますよ」という意味であり、昔は春の始まりを告げる立春は、新年として考えられていました。

「春を告げる」立春について、少し掘り下げてみましょう~。

立春の時期は?

立春の時期は、「2月の始めから、次の節気である『雨水』がやってくる前日の2月中旬過ぎまでの期間です。

立春になる日は、毎年変わってきますが、日本では大体2月3日~5日頃であり、近年の立春はこのようになっています。

・2019年…2月4日
・2020年…2月4日
・2021年…2月3日

立春と節分

立春は、二十四節気の1番最初にやってきますし、旧暦の元旦もこの時期になので、立春が旧元日、節分が大晦日になるかと思われますが、厳密には違うようです。

元々の立春の意味は、「年の始まり」ではなくて、「春の始まり」を告げるものであり、その年の始まりの日を指し示すものではないからです。

しかし、昔から立春と元日を同じように扱っている地域もあり、節分を大晦日で立春を元旦と認識している地域もあります。

立春の時期にあるイベント

・建国記念日→毎年2月11日。日本国の建国を祝う、国民の祝日。

・バレンタインデー→毎年2月14日に行われて、恋人や好きな人、お世話になっている親しい人等にチョコレート等を贈るイベントです。

梅が咲き始める時期

早咲きの梅は1月から咲き始めますが、2月は梅が咲き始める時期です。

全国各地に梅の名所はありますし、梅祭りが開催される地域もあります。

ひな祭りの準備

ひな祭りのひな人形を飾る時期は、立春の次の時期である「雨水」なので、立春は、ひな人形やひな祭りの準備を行う時期です。

この時期は、ひな人形を購入する人が多いですし、ひな祭りを家族や親戚、友達を呼んで行う予定があれば、立春の時期に準備を行う家庭が多いでしょう。

春に向けての準備

立春は、春に向けての準備をするのに良い時期です。

・子供の入園や入学に向けて準備する。

・自宅の部屋等の春向けの模様替えを考えたり行う。

・春から新しく何かを始める為の情報収集を行う。

など、春とともに何かスタートしたいことはたくさんありますよね。

立春は、4月まで、2ヶ月ほどあるので、準備を始めるにはちょうどいいと思います。

立春の表現

・春一番→立春から春分の日の間に初めて吹く、強い南風のこと(北日本と沖縄を除く )。

・寒の戻り→春一番の風が吹くと、その日は気温が上昇しますが、その翌日は寒さが戻ること。

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記事監修:薬剤師白石厚子

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