発熱についてしっておこう!その5
ヘルペス口内炎は2歳以降の幼児に多くみられます。
親の体の中に潜んでいた単純ヘルペスウイルスが子供に移行していくことで発症する病気です。
ほとんどの人がもっているヘルペスウイルス
ヘルペス口内炎は2歳以降の幼児に多くみられます。
親の体の中に潜んでいた単純ヘルペスウイルスが子供に移行していくことで発症する病気です。
この単純ヘルペスウイルスは多くの人が感染している一般的なウイルスです。
このウイルスは人の体に入ると、体の中の神経節という神経が集まっている組織の中に隠れているという特徴があるため心身ともに健康な場合は現れません。
しかしながら疲れやストレス、風邪などで体が弱った時などに口の中などに水疱となって現れてきます。
また症状がでていなくとも唾液などにウイルスが入り込んでいる場合があります。そのため知らないうちに親が子供に移しているのです。
症状は高熱と口内炎
ヘルペスウイルスの症状はまず高熱がでます。
高い熱が1週間くらい続くこともあります。発熱後3日目ごろから口の周り、唇、頰の内側、歯肉などに水疱ができます。
熱は数日で下がりますが、口内炎が治るまでには10〜14日ほど必要です。
治療にはウイルスが増えるのを抑える抗ヘルペスウイルス剤の内服が効果的です。
かかり初めに服用することで効果を高めることができます。
また熱と口内炎で食欲が落ちて、ぐったりしてきます。
痛みで「食べられない」「飲めない」ため、機嫌も悪くなります。
脱水症状を起こさないよう注意してあげてください。無理して食べさせるのではなく、ゼリーなどの食べやすいものを与えてあげましょう。
またストローやスプーンなどを使って少しづつ水分を補給してあげましょう。
水疱を潰さないよう注意 目に感染することも
できた水疱を潰さないよう気をつけましょう。
水疱を広げる原因となります。潰した指で目をこすると今度はヘルペス角膜炎を引き起こすケースがあります。
幼い子供でゆびしゃぶりをする場合など注意が必要です。
親が移したとはいえ、完治するまでなかなか面倒な病気です。医療機関や保健師などと相談しながらストレスを溜めすぎないよう看護していくことも大切です。
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記事監修:薬剤師白石厚子
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