ネットの広告で見かけたダイエット商品。それってホント?

最近、ネットサーフィンをしていたり、アプリで表示される広告に、ダイエット関連のものが混ざっているのですが、、、

ちょっと内容が過激というか本当に?と目を疑う内容のものばかり。

「脂肪が溶ける」「脂肪を食べる」「痩せ過ぎてドクターストップがかかる」「太っている人限定!」などなど、藁にもすがる思いでダイエットをされる方にとっては、どれも耳障りの良い言葉のように思いますが、ちょっとまってください、これって本当なのでしょうか?

「脂肪溶解サプリ」「脂肪を食べる菌」「脂肪を溶かす」系

脂肪をなくしてくれる系、最近本当に多いですね(笑)

でも脂肪を溶かすって…体内、どうなっちゃうのでしょうか??
臓器などの組織まで溶けませんか?

熱で溶かすにしても…本当に溶ける温度になったら人間、死んじゃいませんか。

これって実際どうなんでしょうか。

脂肪溶解が出来ると書いてある場合は、誇大広告です。今の日本では脂肪溶解は施設ではないと行ってはいけない事になっています。

基本的に脂肪溶解は注射で行います。脂肪溶解注射という言葉を聞いた事がある方は多い事でしょう。

施設でしか行えないものをサプリで出来ると宣伝している時点で既に誇大広告です。

尚、脂肪溶解だけではなく脂肪吸引並みの破壊力と宣伝されている場合も誇大広告だと思ってください。

ちなみに、きちんとしたクリニックで行う脂肪溶解は「脂肪溶解注射(メソセラピー)」というそうです。

脂肪を溶かす薬を痩せたい部分に注射して、その効果によって痩せるものです。
脂肪を薬によって融解させるので部分痩せが可能ですが、そのデメリットとして、費用が高額になる(注射1本3万円前後)、人によっては注射した部分に腫れや、痛みが出るなどの副作用がでる、注射によって脂肪を急速に融解させるため、肌に凹凸が出る場合がある、などがあげられます。

通常のクリニックで行ってもこれだけのリスクと費用がかかるものが、サプリで手軽に、しかも安く行える、なんて、やっぱりどう考えてもおかしいですよね。

「○○○(芸能人)も愛用!」「○○○○○(番組名)で紹介された」等

これもよくある広告ですね。
実名が普通に表記されている場合もあれば、それっぽい人のモザイクがかかっているものもあります。

またここのところ多いのが、「(番組名)で紹介のダイエット法がすごい!」や、「(司会者名)も驚愕のダイエットサプリがすごい!」などの、本当にその番組で紹介されたの?っと疑わしいもの。

人気の番組名を出すことでいかにもそれらしいモノに見せていますが、、、どうもこれ、勝手に使用しているような気がします。

もし、本当に紹介されていれば番組HPの過去のアーカイブに残っていたり、広告としても○○年○月○日放送、など、きちんとした根拠を記載するはずです。
(もし本当に紹介されていれば、その方がより信憑性が増しますしね!)

芸能人の名前を使用した場合も、もし本当に使用していれば本人の公式アカウントでも紹介しているでしょう。
ただし、その場合でも、そういった広告(俗に言う「ステマ」:ステルス・マーケティング)の場合もあります。
ネットで検索し、同じ商品が何人もの芸能人に紹介されている場合、ステマの可能性も出てきます。

その人が使用しているからと行って、必ずしもその効果が100%得られるものではないことを念頭に入れて、商品を見るようにしましょう。

芸能人やモデルの方たちは、皆さん裏でしっかり努力されて維持されています。
そのサプリのみで楽してスタイルを保っている方は、多分、いないでしょう。

極端に太ったビフォー・極端に痩せたアフター系

これも本当によく見ますね。
ですが、これって本当に同一人物なのでしょうか??
首から下だけの写真の場合、同じ服、あるいは似たような服を着た太った人、痩せた人、それぞれ別人の写真を並べただけ、という可能性もないでしょうか。
また同一人物であっても、そう記載してあるからといって本当にその短期間で痩せたのでしょうか?

ネット上にあふれるこれらの写真ですが、ちょっと専用のソフトを使えばこれくらい簡単に作ることができるのが今のネット世界です。
1ヶ月かかっていても同じ背景で「1週間」と記載してしまえば、それはその画像のみを見た人にとっては「1週間後」の写真となってしまいます。

デジタルデータは簡単に加工できます。
画像があるからといって、その内容を鵜呑みにするのはあまりにも危険です。
体内温度が上がる、と謳われている、サーモグラフィのような写真も同様ですね。

ちなみに、私の会社で98キロ→78キロまでのダイエットに成功し、現在も進行中の方がいらっしゃいますが、その方は毎日7キロ程度、土・日は10キロ程度のウォーキングとジム通い、そして食事内容の改善と、食べる量の調整を行うという、しっかりとご自身で努力し、約5ヶ月で約20キロ、というダイエットをされています。

もし本当に1ヶ月で10キロ、1週間で5キロ、というダイエットをしようと思ったら、それこそ猛烈な負荷が体にかかりますので絶対におすすめできません。

カロリーで見ればあり得ないのがすぐわかるんだけど、1キロ痩せるのに必要な消費カロリーは約7200キロカロリー。

一日の消費カロリーは女子なら約2000キロカロリー。超デブなお前でも3000キロカロリー。

つまり何も飲まず食わずでも一週間で2キロ程度の減量が限界。

さらに飲まず食わずで毎日運動しても3キロ。

現実 is 厳しい。

宿便が出る、酵素、デトックス系

断食をして、胃と腸の中を一度空っぽにすると、体内に溜まっていた(こびりついていた?)便、「宿便」が出る、というもの、ご覧になったことありますか?

ファスティング(断食)ダイエットとも言われ、1〜3日程度の断食と、体に良いとされる酵素の入ったドリンク等を飲み行うものです。
これによってこれまで腸内にこびりついていた便「宿便」がでて、体重が落ち、栄養の吸収も良くなるのでお肌もきれいになる、というのが大抵の商品の謳い文句ですが、これってほんとうでしょうか?

世間でよく聞く「宿便」。実は、これ、全くのウソです。

「宿便」とは腸のヒダの間に溜まって、通常の便通では出ない便のことを言うようです。しかし、そんなものは絶対あり得ません。

鉛の管にヒダがついていたら溜まってしまうかも知れませんが、腸は非常に柔らかく、しかも常に動いています。ヒダが蠕動することで食べ物を送り続けているのです。

しかも、一日で分泌される消化液は、なんと10リットル。

10リットルもの液と食べ物が混ざって、一旦しゃばしゃばの状態になります。しゃばしゃばじゃないとその中から必要な栄養素を吸収しにくいからです。

そんなしゃばしゃばが、動いていて軟らかく液をどんどん分泌し続けている消化管の壁にこびつきようがありません。

お医者さんが記載されていますが、どうやら腸内は便がこびりつくような構造にはなっていないそうです。

じゃあ、断食している際に出てくる「便」ってなんなの?というと、どうやら腸自体の老廃物、のようです。

腸の粘膜細胞は新陳代謝を繰り返して剥がれ落ちており、また腸内細菌は数百兆も生息し重さにすると1~2kgほどとも言われている。
この腸内細菌の死骸も便になるんだ。

だから、食事をしなくても便はでる。

断食して1キロの便がでた!と、これは腸内の新陳代謝の結果だったのかもしれませんね。

また最近意識高い系女子の間で人気なのが、「酵素」です。
なにがどう作用して痩せるのかわかりませんが、大人気のようですが、これも本当に痩せるものなのでしょうか?

酵素はタンパク質なので口から入れてもアミノ酸に分解されて吸収されるだけ。
その酵素自体にどんなに効果があったとしても、胃に入ってしまえば、ごくわずかなプロテインや肉を食べるのと同じ効果しか得られません!

また、酵素はphに弱く胃酸に耐えられないし、熱や湿度にも弱いので製品化も難しい。

なんと酵素は体内に入るとアミノ酸に分解されて、謳われているような効果は得られないそうです。

でも酵素ドリンクで痩せました!という方、いらっしゃいますよね。

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タネちゃん。

働くお母さん。
時に謎の神経質、それ以外は適当かつ豪快。
好奇心旺盛な楽観主義者。

お母さん歴はまだまだの新米かあさん。
息子と娘の育児に日々、奮闘中。

まだまだ「タネ」だけど、いつか、「お母さん」の花を咲かせたい☆
皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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