■無痛分娩を行っている病院はまだまだ少ないので、行える病院が限られる。(場所を選べない)

■通常分娩に比べて費用が高額となる。(平均:約10〜15万程度、余分にかかる)

■鎮痛方法によるリスク(合併症)の可能性がある。


■鎮痛方法によって鉗子・吸引分娩となる可能性が高くなる。

【無痛分娩】★おすすめなのはこんな人!

無痛分娩はなんといっても「痛み」の恐怖から開放されることが最もメリットといえますので、陣痛や出産時の「痛み」に強い恐怖やストレスを感じる方には、おすすめの出産方法と言えます。

また痛みが少ない分、出産の様子をしっかりと把握することもできますので、生まれてくる我が子を余裕を持って迎えることができそうです。

体力的な負担も少ないので、出産後のために体力を温存したい方、上のお子さんのお世話のある方、早く職場復帰をしたい方にもおすすめです。

【帝王切開】メリット

■胎児へのリスク(新生児仮死や新生児感染症、等)が減らせ、鉗子・吸引分娩による外傷を防げる。

■多児妊娠の場合や、妊婦さんに何らかの持病やリスクがある場合でも、安全に出産できる可能性が高い。

■骨盤内の臓器が傷ついたり緩んだりするリスクを防げ、産後の尿もれなども防ぐことができる。

■妊婦さんの精神的な負担が減らせる。

【帝王切開】デメリット

■手術によって出産するため、産後の妊婦さんの身体的な負担が多く、回復に時間がかかる場合もある。

■術後、血栓のリスクや臓器へのリスクが高まる場合がある。

■次回の出産も帝王切開となる可能性が高まる。

■出産時、圧迫によって肺の羊水が出ないため、赤ちゃんの呼吸が早くなる「新生児一過性多呼吸」になる可能性が高まる。
※ただしこれは通常は2〜3日で治まるそうで、赤ちゃんに障害が残ることはまずないそうです。

【帝王切開】★おすすめなのはこんな人!

双子や三つ子のような多児妊娠の場合は、赤ちゃんのリスクが減らせる、帝王切開を行う場合が多いようです。
最近では不妊治療を行う方も増え、高齢出産の方、多児妊娠をされるかたも多くなってきていますので、そういった方にはおすすめの方法といえますね。

また妊婦さんに何らかの持病やリスクがある場合も、帝王切開を行うことができる病院であれば一定レベルの医療設備も整っており、NICU(新生児集中治療管理室)なども備えている場合もありますので、出産によるリスクを母子ともに、最大限に減らすこともができそうです。

自分で選ぼう!自分にあった「出産方法」

それぞれのメリット&デメリット、いかがでしたでしょうか。

私は、通常分娩&完全母乳、という最も原始的(笑)で一般的な方法で出産・育児をしましたので、自分にもこれだけの選択肢があった、というのはあとからちょっと勿体なかったような気持ちになっちゃいました。
(…まぁ、そんな一般的な方法で大丈夫なほど、私の精神面は比較的強くて、心身ともに何も問題がなかったということで、大変恵まれているとは思いますが)

どれも、費用面や健康面、精神面でそれぞれ大きくことなる出産方法ですので、是非、ご自身にピッタリの方法を、ご家族とも相談して、決めてみてください。

ただし、一つだけ、どの方法を選択しても共通して言えることは、

『子供を出産する妊婦さん(母親)は、みんな等しく偉大で、尊敬するべきであり、子供に対する愛情は誰にも負けない』

ということです。
これは断言しておきます。

少し前に「通常分娩で産んだお母さんのほうが苦労して産んだ分、子に対する愛情が深い、無痛分娩の母親は楽して子供を産んでいるので愛情が少ない、母親としての自覚が育たない」なんという意見を目にしたことがあります。

それは全くの間違いだと思います。
これはもう、はっきりいって出産、すべての妊婦さんに対する「冒涜」です。

なぜなら、子供を産む、親になる、ということは出産の方法だけでどうこう言えるものではないからです。
出産に至るまでの約10ヶ月、妊婦さんは大変な苦労を伴いながら、我が子を育て、愛情を育み、出産に望んでいるのです。

それを出産方法一つで、他人がどうこう言う、あまりにも根拠に乏しい、視野の狭い意見ですね。

ですので、これから出産方法を選択する妊婦さんたち、自信をもって自分の方法を選択してください。
それをとやかく言う人がもしもいたとしても、そんなもの、気に留める価値もない意見です。

華麗にスルーにて、我が子との最初の思い出を、どうか素晴らしいものにしてください。

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タネちゃん。

働くお母さん。
時に謎の神経質、それ以外は適当かつ豪快。
好奇心旺盛な楽観主義者。

お母さん歴はまだまだの新米かあさん。
息子と娘の育児に日々、奮闘中。

まだまだ「タネ」だけど、いつか、「お母さん」の花を咲かせたい☆
皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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