小学校入学は不安だらけ?!少しでも不安を解消する入学準備とは
「友達はできるのか…」
「授業についていけるのか…」
子どもが小学校に入学する際、親も不安だらけ。
少しでも不安を解消する、入学準備に対する意識調査で分かってきた事とは?!
4月、それは節目の季節。
いよいよ4月からの新学期が近づいてきており、子どもを持つ親にとってもさまざまな不安が顕在化するタイミングでもありますよね。
そんな季節を迎えるにあたって、今回は「入学準備に関する調査」(ベネッセ調べ)について、ご紹介したいと思います。
子どもたちにとって様々な節目がある中で、小学校入学は幼稚園や保育園までとはガラリと環境が変わる瞬間です。
親にとってもお子さんにとっても、様々な不安があるタイミング。
そうした不安を解消し、少しでも良いスタートが切れるようにするための準備が「入学準備」です。
今回の調査では、小学校入学に当たってそもそも親が不安に感じていることはどういった点なのか、どのような入学準備が行われているのか、入学準備を行った場合は行っていない場合と比べてどういった違いがあるのかを調べました。
あなたのご家庭ではいかがでしょうか?
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2016年2月5日~2月8日
【調査対象】全国の30歳~49歳までの女性500名(子どもの入学準備をした親/していない親 250名ずつ)
【調査協力会社】株式会社ネオ・マーケティング
子どもが小学校に入学するに当たっての不安、「友達ができるか」「授業についていくことができるか」等
様々な不安を感じているからこそ親は入学準備をしようと考えるもの。
実際、子どもが小学校に入学するに当たって、不安に感じているのはどのようなことなのでしょうか。
最多は、「友達ができるか」で56.6%。
幼稚園や保育園以上にコミュニケーション能力が問われる環境と言える小学校入学に当たっては、やはり友達ができるかどうかが最も親としては心配なようです。
2番目に多かったのが「授業についていくことができるか」で38.4%。
様々な教科の授業があり、本格的な学習のスタートとも言える小学校での教育。
自分の子どもがしっかりとついていけるか、不安に思う親が多いようです。
他にも「給食を残さず食べることができるか」「朝ちゃんと起きられるか」「授業と大人しく受けることができるか」といった、子どもの集中力や、基本的な生活習慣の部分でも懸念する親が多いという結果が出ました。
親が子どもに抱いている不安トップ3は「起床」「宿題への取り組み方」「コミュニケーション力」
自分の子どもについて不安を持っている親は、どのくらいいるのでしょうか。
結果を見てみると、全体で65.6%の親が何かしらの不安を感じているという結果が出ました。
特に不安で多かったことは「朝、自分で起きられない(13.8%)」、「宿題などを進んで取り組めない(13.4%)」、「コミュニケーション力がない(13.4%)」の3つでした。
学習習慣や生活力、コミュニケーション力など、子どもによって抱えている不安が違うということがわかります。
「朝、自分で起きられない」と回答した親の意見としては「いつまでも親に甘えていて、きちんと自立できるのか心配になります。」「毎朝怒って起こすことになるから」といった親の切実な嘆きが。
「宿題などを進んで取り組めない(13.4%)」については「いつもダラダラしている」「ダラダラして時間のけじめがない」といった、子どもの姿勢を気にしているという声が見られました。
また「コミュニケーション力がない」と感じている親からは「消極的だから」「人見知り」という声があがりました。
また入学準備の有無で比べてみると、若干差が見られたのが「不安はあまりない」と回答した人の割合。
入学準備をした親に関しては31.6%、していない親については37.2%と5%近い開きがありました。
学校生活に向けての準備をしている親のほうが、子どもの学校生活に関して不安を感じることが少なくなるようです。
入学準備をした小学生の方が、苦手教科ができにくい
入学準備のための教育をさせていたか/させなかったかで、子どもに苦手な教科ができてしまうかに違いはあるのでしょうか。
結果見てみると、入学準備のための教育を行っていた子どものほうが6%、苦手科目がないという回答が多くなっています。
苦手教科に足を引っ張られて、理系・文系どちらかに進むかを考えるときに、思い通りの選択ができない子どもも少なくないはず。
予め入学準備を行ったほうが、バランスのよい学力の習得に少し寄与し、将来の可能性を拡げることにつながりそうです。
子どもの学習習慣、入学準備をした子どものほうがついているという結果に
子どもの学習習慣の習熟度は、小学校入学前の入学準備の有無によって違いがあるのでしょうか。
調査結果を見てみると、入学準備のための教育をさせていた親のほうが学習習慣について「とてもついている」「ついている」と思っている割合が、10%近く多いという結果が出ました。
また「ついていないと思う」「まったくついていないと思う」と回答した割合については、わずかではあるものの事前教育をさせていた親のほうが、回答数が少ないという結果が出ました。
結果を総合すると、入学前のいまから教育準備をした方が、入学後の学習習慣を身につかせるのに寄与すると言えそうです。
最もポピュラーな入学準備は「通信教育」なんと8割以上が活用
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記事監修:薬剤師白石厚子
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